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病気の原因になる油の見分け方4か条3

炎症を起こす油か抑える油か

 

脂肪脂肪といいますが、油の栄養は大きく3つの脂肪酸に分けられます。
オメガ3と6と9の脂肪酸です。


オメガそれぞれには、それぞれの働き方があります。

オメガ9はエネルギ源に、

オメガ6は生殖や成長に必要な栄養です。

また、オメガ3は脳神経系の栄養に、網膜や細胞膜にもなります。

 

オメガ9は、特にとらなくても病気になるということはない脂肪です

オメガ6と3は必須脂肪酸といって、体になくてはならない脂肪の栄養です。
オメガ9は、体内で作られる脂肪酸なのですが

オメガ6と3は、食べ物からしか取れないとされています。

 

オメガ36は不足すると成長や、生殖機能、脂肪膜も脳やホルモンの材料が不足して、病気を生き起こすのです。

では、オメガ63の現代の人たちの摂取状態はどうでしょうか。
オメガ6と3は互いに正反対の働きをしていますが、どちらも大切な働きです。

でも、とってもアンバランスなのです。

 

現代人はオメガ6を必要量の610倍と摂取してしまっているのです。
そしてオメガ3はオメガ6とは正反対で必要量の610分の1しかとっていないのだそうです。

 

オメガ6が多く含まれている油の種類は次の油です。

大豆油、コーン油、綿実油、ごま油、紅花油、月見草油、植物性油脂、マーガリン等です。

 

さらにオメガ6脂肪酸は、リノール酸といって、

ごはんや卵やパンにも含まれている脂肪酸です。

1日にこれだけで5gのオメガ6を食べています。

ですから、普通の食事をしていれば、1日の必要量(約2,4g)は十分にとることができているのです。

 

ところが、戦後から始まった植物油の食事スタイルは、オメガ6のオンパレード、

オメガ6の摂取量の限界(8g)を簡単に超えてしまうことになりました。


現代はオメガ6を平均で15gと、超過剰摂取状態となっているのです。
オメガ6が、必要以上に体の中に入ると、アラキドン酸が増えて、腸内で炎症を起こすと言われています。
様々なホルモンバランスを壊し、骨粗しょう症、糖尿病、認知症等の生活習慣病や、精子の阻害を引き起こすことがわかってきました。※
現代の花粉症や糖尿病、大腸癌、認知症等がこのオメガ6の過剰摂取が大きな原因になっていることが多くの研究でわかってきました。


一方オメガ3脂肪酸は、平均して必須の量6分の1しか取れておらず、大変に不足しているのです。
オメガ3は、オメガ6の炎症を抑える働き、血液をサラサラにする働きがあります。


オメガ3は、魚に含まれるDHA,EPAが代表的ですが、えごま油のαリノレン酸もオメガ3脂肪酸です。他にはアマニ油、わずかですが、海藻や葉物野菜にも含まれているのです。戦前までの和食は、魚、海藻、野菜の漬物、とオメガ3が含まれている食べ物が多く、ごはんや卵でオメガ6もとれており、脂肪酸のバランスとしても理想的な食事だったのでしょう。

油を料理に使うことも無かったので、オメガ6が過剰になることはなかったのです。

 

 現代になって多くなった生活習慣病は、

オメガ6の油の摂取をできうる限り控えて、オメガ6の害を押さえ、足らなかったオメガ3を、食べることで、炎症を抑え、生活習慣病が消えていく事がおおいに考えられます。

 

 

現に第3章に書きますエゴマ農家や、エゴマ農家のエゴマで抱えていた病気がよくなっていった事例は驚くばかりです。

油、この美味しいものですが、このような知識を知らないで、食べていると、いつまでも薬頼みの生き方しかできずにやがて、副作用が積もってくるのではないでしょうか。

炎症を起こすオメガ6をやめて、炎症を抑えるオメガ3を積極的に取りましょう!