食べると危険な油4か条その1
遺伝子組替食品油を食べ続けてはいけない!
戦後の日本の油にまつわる食の変化は3つ
①原料の変化、②消費量の増加、③原料が遺伝子組替になったことです。
戦後から普及したオイル料理、その料理に使う油は、皮切りはアメリカ産の大豆油でした。
食糧難に陥っていた日本は、勝戦国アメリカの元、
小麦や乳製品と共に大豆も、輸入するよう約束を交わし、
それらを使う食品の普及推進が、政府と企業こぞって進められました。
私の世代は、毎日給食で食パンにマーガリンにジャムに脱脂粉乳を食べて小学校生活を過ごしました。
何の疑問も持たずに・・・
日本は、それまでの鍋釜で作る和食から、
フライパンで作るパンと大豆油と肉のアメリカ食へと変わっていきました。
日本の食文化史上かつてない大きな変化が、
この「油を食べる」食への変化でした。
料理に使う油は、大豆やトウモロコシ、アメリカ産の原料
その油、大豆からできている油は、
日本ではそれまで食べられていませんでした。
そもそも、大豆にはゴマやエゴマのようにそれほど油が含まれていませんから、
大豆の油は、工業的な加工技術のたまものでした。
アメリカからの大豆輸入に伴い、その大豆を使って油に製油し、
食用に大豆油が売られるようになったのでした。
(詳しくは、搾油法についての投稿で)
そして、その後も、大豆やコーンや綿実使った油が普及しました。
それまで、食文化史上、食べたことのない原料の油でした。
綿の種などは、綿をとった後の種ですから、
綿の種を食べていたという歴史すらありませんね。
なぜ、食べたことのない原料の油ができたのか。
これらに共通するのは、油の為の原料というよりは、油は副産物なのです。
これらはすべて原料を加工する過程で出る副産物なのです。
油をいっぱい含む、ごまやエゴマ油の歴史は縄文時代までさかのぼります。
大豆やコーンや綿実のように油種子ではないものから取る油を食べることは、
人類史上ない、日本では戦後に食べるようになった油なのです。
例えばコーン油は、胚芽から油を搾ります。
コーンは、コーンスターチなどを作るために胚芽を省きます。
副産物の胚芽には、油が含まれていますから、油を抽出するのです。
また、大豆油に至っては、大豆粕(肥料にしていた)の製造過程で出た油が大豆油の誕生でした。ただしその油は工業用に使われていて、戦前までは食べ物ではありませんでした。(工業用油については別のブログで)
綿実油は、綿をとった後の副産物の種から取った油です。
菜種は、国内では灯明用に江戸時代末期から使われていました。
戦争中は、大豆油と同様、工業用の油、飛行機の潤滑油、戦争中に爆弾やプラスティックの原料にもなったようです。
そのようにして、副産物から取れる油を食用にしたのです。
古来日本人、人類が食べてこなかった種類の油を食べるようになったのです。
日本人の身体や腸は、この油を喜んで消化できたのでしょうか?
そして、その油の消費量もどんどん増えて行きました。
昭和30年の6倍沢山消費している植物油ほとんどが輸入
2番目の大変化は、その油たちを消費している量です。
1960年に比べ1980年の消費量は2.2倍です。
1980年から2000年で3倍になりました。
昭和35年から40年で6.6倍以上になったわけです。
主に、日本は大豆、菜種、パーム油が多いようです。
パーム油は、加工品の植物油脂として、加工食品やマーガリンやショートニングに加工されています。
油は、単体の油として使っているだけでなく、植物油脂として
アイスクリーム、チョコレート、パンやケーキ、冷凍食品、インスタントラーメン、スナック菓子、カレールー等に使われています。
加工品の裏の原材料表示の、最初の方に植物油脂と書いてあったら、それはパーム油や、キャノーラ(菜種)油から加工された植物油脂が入っているとみてください。
知らず知らずのうちに食べてしまう植物油脂は、「油を食べている」という自覚が生まれにくいです。
食べた後の胃のむかつきやかゆみやくしゃみ、鼻水等、もしかしたらこれらの油を食べた後にきているかもしれません。自然に消化できなくて、体が反応しているとは考えられないでしょうか。
なんといっても人類が食べてこなかった油を、多くの日本人はどんどんとっているのです。
家庭では、古来日本にある油を食べていきましょう。身体にやさしいはずです。
遺伝子組替された原料にすり替わった輸入原料の油たち
そして、3番目の変化が、その油たちの原料、大豆、コーン、綿実、菜種が遺伝子組替されたことです。
遺伝子組替作物は、人口増加の食糧難の解決を理由に生まれ、
日本は、遺伝子組替作物を世界で一番輸入しています。
油の表示には国内製造と書いてあるものもあります。
それなら遺伝子組替でないかというと、そうではありません。
国内で製油していたり、精製していれば、原料が輸入でも国内製造となります。
紛らわしいですが、「国産」の表示の油しか、遺伝子組替の油でないとは言えないのです。
具体的な国産油は、米ぬか油と農家で作っているわずかなエゴマ油、ごま油、オリーブ油等しかありません。
戦後食べるようになった、この大豆、コーン、綿実、菜種の油は輸入の原料です。
輸入先のカナダ、アメリカ、インドのこの原料は、ほとんどが遺伝子組替された作物となりました。
遺伝子組替作物は、1953年に科学者たちによりDNAの構造が発見され、1973年に開発に至ったそうです。
遺伝子を操作することによって、人間に都合の良い性質に変える技術です。
大豆やコーン、遺伝子組替されていても、見た目は何も変わっていません。
油の原料が遺伝子組替されたもので、人にとって安心できる食べ物なのかと疑うことも無く、同じように油食が進められてきました。
最初に書いたように、日本は戦後アメリカから輸入するという約束に縛られていますので、政府と企業がそろってその油食習慣がすすめられました。
すっかり輸入原料で作る家庭や学校給食の食事に変化をとげていていましたから、その油が遺伝子組み換えの原料にすり替わってきたということを知る人もあまりなく、疑問を持つ人はさらに多くありません。
ですが近年そのアメリカでさえ、“NO GMO(遺伝子組替)”というマークの付いた食品がマーケットに並んでいます。
また、EUも遺伝子組替輸入禁止、規制をしているのです。
遺伝子組替食品は、健康に害を及ぼすことがわかった
なぜ、ヨーロッパでは規制しているのでしょうか?
それは、遺伝子組替された作物には、いくつかの有害性があることがわかってきたからです。
大きく2つが指摘されています。
腸内環境を壊すリーキーガットを起こすこと、
抗生物質が効かないバクテリアが体内で生まれてしまう事です。
遺伝子組み換え食品は腸内環境を壊すリーキーガットを起こす
リーキーガットとは、腸内の繊毛が変質してしまい、バリア機能が壊れて有害な物質が、血液に運ばれてしまい炎症を起こす事を言うそうです。
その有害な物質は、例えば血液脳関門の破壊、慢性的な不調を引き起こします。
高血圧、糖尿病、免疫疾患、潰瘍性大腸炎、炎症性腸疾患などを発病するそうです。
小麦のグルテンとリーキーガットはよく知られていますが、
遺伝子組み換え食品を餌にした動物実験では、食べ始めて4か月腫瘍ができました。
ほとんどの人が使うようになった大豆油たちが、遺伝子組み換え大豆等の油になって、約30年がたちました。糖尿病や人工透析は、年々増加してきています。
そして、これらの油をやめて、エゴマ油を食べたことで、糖尿病、大腸ポリープの消失、花粉症、不整脈などが治った事例が数多くあるのも、うなずけます。
遺伝子組替技術に抗生物質がつきもの。耐性菌死因の世界的増大が警告されている!
日本も年間8000人がなくなっている!
そして、もう一つの世界的な警告が発せられている、抗生物質耐性菌による死亡についてです。
遺伝子組み換え食品には、開発上、抗生物質が残留せざる負えない事情があります。ですから、遺伝子組替された食べ物を食べることで、抗生物質をとり続けることにもなるのです。
常に抗生物質を受け入れていると、それに耐えるバクテリアが生まれてくるのだそうです。
そのために人が病気になって、抗生物質が必要になった時に、抗生物質を投与しても効かないという事態になり、死亡してしまう人がとても多く発生しているという事なのです。
日本でも、2019年年間8000人死亡と国立国際医療研究センター病院などの研究チームが発表しました。アメリカでは年間3万5000人以上、欧州では3万3000人以上が死亡していると推定されています。
国連WHOは、2050年には世界で1000万人が死亡すると予測されています。
ただし、この死因は、遺伝子組替食品を食べていない国でも死亡しています。
それは、牛乳や肉や卵を食べることで、抗生物質を常時摂取しているからなのです。
現代の多くの工業型密室飼育家畜により飼育されている家畜は、常に劣悪な環境で育成され、病気になる環境にいます。
大量に早く生産させるために、えさに病気の予防に抗生物質が投与されているのです。これらの肉や卵を食べ続けることでも、人々の体の中に耐性菌ができてしまうのです。抗生物質入りの食べ物をとり続けることが、死因になっているのです。
遺伝子組替食品のことについて、食の安心について日本で本当のことを伝えてくださっている学者の印鑰
智哉氏の講演会の記録が、家族農林漁業プラットフォーム和歌山(FFPW:Family Farming Platform Wakayama)」通称『かぞプラ和歌山』さんのサイトにありましたので、お聞きください。こちらです→ https://ffpw.net/
さて、どうでしょうか
遺伝子組替して、都合のいい種にすることが、こんな病気を生み出しています。
それでもどこかで、「遺伝子組替のやり方が発展すれば、もっと安全になるのではないか」と、なるべく穏便に考えたい私たちは、その恐ろしさをわかっていないかもしれません。真実に耳をふさぎたくなります。
私もそうだったのです。
でも、エゴマを育て、油に搾り、土や搾油加工に接していると、
農薬や、種の操作の技術は、人々が幸せになるために開発されていないことがわかってきました。
「油は加工したものを買うもの」としか思わなかったのですが、
自給する仕組みは、思いのほか単純でお金のかからないものでした。
もちろん手間や愛情はなくてはならないものです。
このような遺伝子組替の問題は、食べる人の安全性だけではないことがわかるのです。原料を生産している農家の目線から見た時に、
食べ物が、何のために作られているのかに大きな問題があるとわかるのです。
遺伝子組替技術は、農地も農民も壊している。
つまり、遺伝子組替技術が、人々の幸せのための技術ではなく、
大豆やトウモロコシ、綿実を大量に安く作って売って大儲けしたいという目的で使われている技術だからです。
大量にきれいにできればいいので、
それによって、農地はどんどん作物が育たない砂漠となることも、想定内なのです。
農民は、種を買い、大型機械を買い、化学肥料を買い、借金がかさみ離農していく一途をたどっています。
儲かるのは、種と肥料と機械を売っている同じ会社グループなのです。
もっと怖い事実は、そのグループには、病気を治すと言って開発された薬やワクチンを販売している会社も一緒に大儲けしているのです。
除草剤を播いても枯れない遺伝子操作された大豆、虫が来ても虫が死んでしまう遺伝子を組み込んだトウモロコシ、人の幸せのための遺伝子操作ではなく、効率的に大量に作る為の遺伝子組み換え技術なのです。お金が回収できる研究が優先されているのが、この現代社会の仕組みなのだと知るのです。
買わない、食べない、作らせない!遺伝子操作の食べ物を!
病気になるからこれらの油を使わないで!だけではありません。
金だけを目的とした、土も農民も消費者も使い捨てのグローバル企業の商品を買ってはいけないのです。
食べることは、お金を使うことでもあります。
お金が入れば、それは需要があるということになります。
農地や農民を死に追いやる工業大規模型農業で生産されている、輸入原料の油を日本の人々は、90%以上消費しています。
これらの油と油の入った加工品に、レッドカードをつけておきたい気もちです。
決して商品に罪はありません。
そのような商品に頼らなくても幸せな食生活を送ることはできるのです。
私たちは、ただ、自然を尊重した、農業で作られた食べ物をいただくように心がけていきましょう。
エゴマ農家は一人でも多くの人の身体が元気になるために心を込めて生産しています。
そんな農家を訪ねてみてください。一緒に土のやさしさに癒されてください。
遺伝子組替していない油を参考までにあげておきます。
米ぬか油、ごま油、オリーブ油、えごま油、アマニ油等ですね。
ちなみに、今年4月から、遺伝子組替していないという表示ができなくなりました。
遺伝子組み換えされていない食品を探すことができにくくなりました。
現在、日本では遺伝子組み換え作物を作ることができません。
以下にあげる食品は、国産の表示がない場合は、遺伝子組替されている可能性がとても高いです。
また、ゲノム編集も、同じく遺伝子操作されているものですので、リーキーガットや耐性菌の問題は同じといわれています。こちらは、国内生産が認められてしまい強く政府は進めています。更には、表示義務さえありませんので、生産者のわかった食べ物を購入するようにしていきましょう。
食べない、買わない、作らせない!ゲノムと遺伝子組替!
以下は、遺伝子組替されている作物名です。
国産や生産地が明記されていないものは、遺伝子組替と考えて避けましょう。
大豆、じゃが芋、トウモロコシ(加工品のコーンスターチ、甘味料、綿(衣類)綿実油、てん菜(砂糖)なたね、アルファルファ、パパイヤ
ここまで読んでいただいて、ありがとうございます。
感想や、質問など、いただけたら励みになります。
こちらへ egomannma1985@gmail.com
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