1月から、福島県栃木県大阪富山県、最後は広島県。
搾油所を訪ねていると、大きな生産地のえごま油が、
売れてない状況を目の当たりにした。
それまでは、通販や、道の駅でも売れてきたが
コロナになって、道の駅や販売店に人が来なくなり、
売れ行きがばったりと止まってしまったようなのです。
売れない原因のもう一つは、
こう考えています。
えごま油の浸透によって、輸入油や輸入した原料の国内搾りも出てきて、
えごま油がマーケットで、安く販売されています。
そちらで、販売されているので、
明らかに価格が高い日本の畑産のえごま油が、
食べてもらうのを、待ちぼうけ状態になっている。
荏胡麻の健康効果は、医療界、栄養界、健康を伝える色んな講師、
世界保健機構も心臓疾患、ガンの予防に、
オメガ3を摂るように現代の不足している栄養として挙げています。
テレビの「ためしてガッテン」などのブームも起き、
多くの方が、えごま油はいいらしいという知識はできました。
しかし、そのブームで、売れるようになると、
日本の価格の10分の1の外国のものを商社が輸入して、
安く売って、商社が利益を上げる。
利益を上げる「商品」えごま油になって、
広まっていきました。
(それでも、えごま油を食べている人は、
いかほどでしょうか?100人に一人?
健康のために習慣にしている人は????
これでは、健康度も焼け石に水)
一方
日本の小規模農家が栽培したエゴマ油は
田舎の直売所で細々と販売しているために、
そこへの人が減り、ブームも去り、
せっかくのエゴマが、倉庫に宝の山となって眠っている
それだけじゃあない、
先日、こんな困りごと相談があった。
自然食品店の卸会社から、
全量買い取りの、約束が、キャンセルされて、
すでに、注文を受けて搾油してしまい、困ったことになったとの
ご相談があった。
ある農村の生産地では、
それまで取引していた会社が、
もう取引できなくなったと言われた。と
途方に暮れていた。
予約した農産物を、キャンセルするって、
どういうことか!
キャンセルされた農家の痛みは、
長年、有機農産物の流通を見てきた私は
痛いほどわかるのです。
有機栽培の野菜や、えごまは、本当に志がないと続きません。
あまりの手間と重労働と忙しさ、
気候や土地の風土に左右される
自然相手の生産物を育て、提供する仕事は、お金で換算すると
気が遠くなるほど、低くなるのです。
安全なものを作っていても、安心な、やっていける農家になるには
多角的な経営や、副業農業で、続けている方が多いです。
何年もの、たゆまぬ努力や勉強や心ざしに支えられた場合に
なれると言えるくらいです。
そこに、国の支援や、恵まれたお客様との交流があって、
心ざしを支えてくれる場合が、あって、
生き残っている、オーガニック農家だと思います。
春になれば種をまく。
どれだけの物を作るという計画は、
春にすでに始まっている。
注文していて、取りあげれた冬になって、
急にキャンセル!
商いの道には、こんなことは茶飯事なのかも入れない。
しかし、農家の扱っている「商品」は、
春から育てた農家の結晶でもあり、
自然が1年に1回しか恵んでくれない食べ物なのです。
だから、古くなれば価値も減っていくのです。
確かに売れなくなったのに仕入れるのは商売ではやれない事でしょう。
だから、えごまは、農家自身が、
お客様と信頼関係を結びながら販売する
販売法を構築する必要があります。
多々いるエゴマ農家の中でも、
コロナ下でも特に困っていない方は、
信頼あるお客様に、年間予約で販売されている方々です。
ネットを観れば、
通販でもたくさんのえごま油が出ています。
多くの方が手にしやすいようになったことは、
すばらしいことです。
でも、その原料のえごまの実は、誰がどんなふうに栽培していますか?
それをわかったエゴマ油を食べてほしいです。
それは、日本の、今わずかに残っている
オーガニックえごま農家たちにつながることであり、
食べた人にとっても、とても豊かな未来を得ることだと
私は確信しています。
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